殆ど使用に耐えないWindows2000の修復
15年前のPCにはXPと2000が切り替え式*(デュアルブート)で入れてありますが、2000については、壊れてほとんど使えない状態でした。故障個所は次の通りです。
1 音声ファイル・・・Wave、mp3がmplayerに関連づけされておらず再生できない。
2 動画ファイルが再生できない。・・・Mpeg1ファイルがmplayerに関連づけられておらず再生できない。DVD動画を再生するソフトが無いので再生できない。
3 ペイント、電卓、ゲームがスタートメニューのプログラムに入っていない。
4 内蔵DVDドライブが読み込み専用で書き込めない。経年劣化で読み込みにくい。
5 メディアプレーヤーでの動画再生が早送り、逆送り等一切できなくてフリーズする。
以下は、上記の不具合の対策方法です。
音声ファイルの再生 「窓の手」2004を入れて、wav、mp3を右クリックで即再生できないように設定しました。今までは、右クリックした時に、mplayerとは関連づけがなされていないために再生失敗でフリーズしていました。それで、今回は「窓の手」によって右クリックで再生ソフトの選択画面を開くことが出来るようになりました。右クリックで、関連付けのソフト一覧で、mplayerを選択して以降常にmplayerで再生する・・・というチェックボックスにチェックを入れました。これ以降は、Wav,Mp3とMplayerとの関連付けが出来るようになりました。
動画ファイルの再生 同様にmpeg1ファイルとmplayerとの関連づけが出来るように、選択画面でmplayerを指定しました。これによって、以降は、mpeg1ファイルが再生できるようになりました。 DVDビデオについては、PowerDVDの2000対応版をインストールして、再生できるようになりました。
各種ソフトのスタートメニューへの登録 Win32フォルダの中にある各種アプリのショートカットをスタートメニューを右クリックしてフォルダの中に、そのショートカットをコピーしました。
内蔵DVDドライブの不調 外付けDVDドライブを接続しました。一般的に、windows2000では、USBの転送速度が遅くて問題が起こる場合もあるのですが、比較的問題の少ないLG電子の外付けDVDドライブを接続しました。これで、大抵のDVD動画は再生できます。普通に再生している場合は問題が無いのですが、当初、手動で早送りや逆送り、スキップなどを行うと、必ずフリーズしていたので、不要ソフトやキャッシュ、レジストリーなどを削除して、メモリを空けて、 且つ、動画の早送り、逆送りは、2000に対応したPowerDVDを使いました。そうすると、2倍速~32倍速まで自由自在でフリーズも起こしませんでした。
こういうように、もう20年も以前のOSの場合でも、廃棄せずにとことん研究して使いこなす努力を日々続ければ、必ず実を結びます。できるだけお金を使わないで、いわば職人技でPCの調整をした結果としての成功体験は、変な話ですが、老化による知力・体力の低下や自信喪失への一定の歯止めになり、ひいてはボケ防止に役つのではないか?と確信している次第であります。
ところが、一方で、古いPCや周辺機器、消耗品はすべて廃棄して最新型の機種を購入すべし・・・といったwindows7のサポート切れを契機にしたMS社やメーカーの方針に影響を受けた世の中の風潮があります。しかしながら、会社のPCじゃ無くて個人のPCまですべて廃棄すれば、世の中は産業廃棄物だらけになりますし、物や人を大切にする美徳というか精神的な高潔さが失われてしまいます。
まだまだ使えるものまで廃棄するのは、もったいないですから、とことん活用すべきです。